みなさんはカウンター・ムーブメント・ジャンプという言葉を知っておられるでしょうか。
その場で足の位置を変えずに上に向かって飛ぶ、というのは「垂直跳び」という名前で覚えていると思います。
しかし、その動作には段階がいくつかあります。
1.立った状態(正式にはアスレチックポジション)からしゃがみこむ動作
2.しゃがみこみが自分の中で最下点に達した時、踏ん張る動作
3.最下点から股関節・膝関節・足関節を伸展させることで飛び上がる動作
いかがでしょう?イメージできたでしょうか?
少し専門的に書きましたが、
1は立った状態から膝を曲げて体重を下に落としていく
2はヒザが1番曲がったところ
3は飛び上がる時
のことです。
ジャンプと言ってもこのように分解できるわけです。
なぜ分解して考えるのか?
これは1〜3の状態で運動が違うからです。
1ではエキセントリック
2ではアイソメトリック
3ではコンセントリック
という違った運動なんですね。
このように垂直跳びのような慣れ親しんだ運動でも、パフォーマンスを上げるにはまず動作を分解して、どこが正しく動けていないかを観察して修正するという過程が必要です。
写真は1.2.3.全てに共通する2.の状態の姿勢です。この姿勢が正しく作れていなければジャンプの高さは出せません。
ジャンプの高さが足りないと嘆いているクライアントや生徒さん、チームメイトの助けになりたい時にこのような思考方法は役立ちますね。
少し専門的になりましたが、JOTを卒業する頃には全て基礎的な知識として身についていることばかりです。
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