現在、男性のトレーニングだけではなく、女性のトレーニングが一般的になっています。
そんな中、パーソナルトレーナの需要が高まっており、パーソナルトレーナーの資格を取得する人が増えてきています。
「パーソナルトレーナーの資格って取得するは難しいの?」「独学で取得できるパーソナルトレーナーの資格のおすすめを知りたい!」と思っている方が多いと思います。この記事では、これからパーソナルトレーナーの資格取得を検討している方向けに資格の難易度や独学で取得できる資格やおすすめの資格を比較して紹介していきます!どの資格を選んだらいいか分からない方の参考になれば嬉しいです。
パーソナルトレーナーの資格難易度はどれくらいか?
パーソナルトレーナーの資格難易度は平均してそこまで難しくは有りません。取得可能な資格も合格率は60~70%ほどが平均となっています。そのため、ある程度パーソナルトレーナーとしての実績や知識があれば希望の資格を取得することは可能です。
パーソナルトレーナーの資格取得には認定試験に合格する必要があります。現場ではあまり耳慣れない用語やトレーニング方法をテキストや取得希望の資格専用の教材を使用して学んでいきます。
認定試験の受講時期は資格により異なりますが、ほとんどが年に3回ほど行っているので、3ヶ月〜4ヶ月テキスト・専用教材を使って学習を行えば認定試験に合格することができるでしょう。
パーソナルトレーナー資格の難易度は何によって変わる?
パーソナルトレーナーの資格は民間が認定しているので、団体により難易度が異なります。上記でも説明した通り、パーソナルトレーナーになるために資格は必要ありません。しかし、パーソナルトレーニングを行う上でより深い心身に関する知識はトレーニングを行うお客さんに与える影響力が変わってきます。そのため、パーソナルトレーナーの資格は取得しているに越したことはありません。
トレーニングジムよっては、資格を取得していないと働くことができないところもあります。パーソナルトレーナーの資格取得を考えているのなら、自身が希望するトレーニングジムで必要な資格を確認した上で取得する資格を決めるのをおすすめします。
パーソナルトレーナーにおすすめの資格
パーソナルトレーナーにオススメの資格を6つ紹介していきます。受講条件・価格も参考にしているので参考にしてみて下さい。
それでは、解説していきます。
資格①NESTA-PFT(パーソナルフィットネストレーナー)
NESTA-PFT(パーソナルフィットトレーナー)は、NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)が認定している資格です。フィットネス・ウェルネス業界では国際的に認知されている資格となっており、大手フィットネスクラブでは非常に高い信頼を得ることができます。そのため、全国・国際的に有名なフィットネスクラブで働きたい方はぜひ取得をおすすめします。
また、NESTA-PFTの受講条件は、以下の通りです。
- パーソナルトレーナー・インストラクターなどの実務経験が1年以上あること
- 1年以上の運動部指導、フィットネス企業勤務経験があること
- 体育系・医療系の大学または専門学校を卒業していること
さらに下記全ての条件を満たした上で、NESTA-PFTの認定試験を受けることができます。
- NESTA JAPANからPFTテキストを購入していること
- CPR/AEDの技能を習得・保持していること
- 日本国籍または、日本での就労可能な在留資格を有していること
- 満18歳以上で、高等学校卒業以上の者もしくは高等学校卒業程度認定資格試験合格者であるか、NESTAが認定する教育カリキュラム修了者であること
NESTA-PFTの認定を受けるためには次の3つの方法があります。
・ダイレクトコース
このコースはNESTAが開催する講座を受講せずにNESTA-PFTの試験を受ける人が対象になります。ダイレクトコースを受けられるのはフィットネスクラブでの実務経験がある人や指定の学部を卒業している人に限定されます。
受講費用は以下の通りです。(すべて税込価格で表記しています。)
教材費 | 13,600円 |
事前講習受講料 | 15,000円 |
認定試験受験料 | 7,500円 |
受験・資格手数料 | 36,400円 |
合計 | 72,500円 |
-
・ゼミコース
このコースは主にパーソナルトレーナーを初めて目指す人やジムでの実務経験がない人が対象です。ゼミコースにはロングゼミコースとショートゼミコースの2種類があります。ロングゼミコースは資格取得に関する知識を1から学びたい人向け、ショートゼミコースは基礎知識はある程度学んでいる方向けになります。
受講費用は以下の通りです。(すべて税込価格で表記しています。)
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教材費 13,600円 ゼミコース受講料(ロングゼミコース) 96,000円 ゼミコース受講料(ショートゼミコース) 48,000円 事前講習受講料 15,000円 認定試験受講料 7,500円 受験・資格受講料 36,400円 合計(ロングゼミコース) 168,500円 合計(ショートゼミコース) 120,500円 -
・WEBコース
このコースはEメールで講師の方と連絡を取りながら、課題を解くことで必要な知識を身に着けていきます。通常は2~3か月でコースを修了します。受講費用は以下の通りです。(すべて税込価格で表記しています。)
教材費 | 13,600円 |
WEBコース受講料 | 35,000円 |
事前講習受講料 | 15,000円 |
認定試験受講料 | 7,500円 |
受験・資格受講料 | 36,400円 |
合計 | 107,500円 |
資格②JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)
JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)は、日本トレーニング指導者協会が認定している資格です。JATI-ATIは、JATIの中で基礎資格(トレーニング指導者)トレーニング指導者として必要な知識・技能を取得することができます。JATI-ATIの他にJATI-AATI(上級トレーニング指導者)やJATI-SATI(特別上級トレーニング)などの資格取得を目指すことも可能となっています。
また、JATI-ATIの受講条件は、以下の通りです。
- JATIの会員になる
- 養成講習会を受講した上で学習課題を提出する
- トレーニング指導者認定試験に合格する
JATI-ATIを受講する上での費用は以下の通りです。
入会費 | 11,000円(税込み) |
養成講習会 受講料一般科目 | 55,000円(税込み) |
養成講習会 受講料専門科目 | 60,500円(税込み) |
トレーニング指導者認定試験 受講料一般・専門含む | 33,000円(税込み) |
合計 | 157,400円 |
資格③NSCA-CPT(NSCA認定|パーソナルトレーナー)
NSCA-CPT(NSCA認定 パーソナルトレーナー)は、NSCAが認定している資格です。単純なトレーニング知識・技能だけではなく、より優れた専門知識・専門的能力を身に付けることができます。そのため、指導対象は一般の方からアスリートまで幅広いため、NSCA-CPTを取得しているのはパーソナルトレーナーだけではなく、医学療法士なども取得しています。
また、NSCA-CPTの受講条件は、以下の通りです。
- NSCAジャパン会員である
- 満18歳以上
- 高等学校卒業者または高等学校卒業程度認定試験(旧:大学入学検定試験)合格者
- 有効なCPR/AEDの認定者※個人差があるので必ずNSCAジャパンに問い合わせましょう
NSCA-CPTを受講する上での費用は以下の通りです。
入会費・正会員 | 13,200円(税込み) |
入会費・学生会員 | 11,000円(税込み) |
NSCA-CPT認定試験受講料 | 46,000円(税込み) |
合計※正会員の場合 | 59,200円 |
合計※学生会員の場合 | 57,000円 |
資格④NSCA-CSCS(NSCA認定|パーソナルトレーナー)
CSCSはNSCAが認定している資格です。NSCA-CPTとも似ているのでよく間違えられますが、CSCSはアスリートやスポーツマンの指導を中心とした資格となっています。パフォーマンス面での指導だけではなく、施設運営や栄養管理などの教育者的なことも行えるようになります。
CSCSを取得している方の多くは、パーソナルトレーナー・ストレングスコーチ・医師など国際的に認知・影響力のある資格なので、国際的に活動したい方は取得していると活動し役なるのでおすすめです。
また、CSCSの受講条件は、以下の通りです。
- NSCAジャパン会員である
- 学位(学士・修士・博士)取得者、または高度専門士の称号の保持者
- 有効なCPR/AEDの認定者(*)
- CSCS認定試験 基礎科学セクションに合格
- CSCS認定試験 実践/応用セクションに合格
CSCSを受講する上での費用は以下の通りです。
入会費・正会員 | 13,200円(税込み) |
入会費・学生会員 | 11,000円(税込み) |
NSCA-CSCS認定試験受講料 | 46,000円(税込み) |
セクション受講料 | 34,000円(税込み) |
合計※正会員の場合 | 93,200円 |
合計※学生会員の場合 | 91,000円 |
資格⑤JHCA-FC(JHCA認定|パーソナルトレーナー)
JHCA-FCは、日本ホリスティックコンディショニング協会が認定している資格です。主にストレッチトレーニングやバランスに関するトレーニングの指導に関する知識・技能を取得できる資格となっています。フィットネスクラブなどの需要が高まっている中で最も注目されている資格の一つとも言えます。ストレッチの効いた柔軟性の高い技術が必要とされるので、男性よりも柔軟性が高い女性の方がより良い指導を行うことができるので、女性でパーソナルトレーナーを目指している方におすすめの資格です。
また、JHCA-FCの受講条件は、以下の通りです。
- JHCAの会員であること
- 神経-筋アプローチであるベーシックレジスタンストレーニング、ストレッチ、エアロビックエクササイズ、スピードエクササイズ、プライオメトリクス、バランスボールなどの基本エクササイズ理論実技の修得ならびに指導経験を有すること。ただし、体育大学・専門学校在校生については運動指導の経験不足を考慮し、鍛錬度チェックにおいて本協会の設定する基準重量をクリアできること
JHCA-FCを受講する上での費用は以下の通りです。
入会費・正会員 | 10,500円(税込み) |
JHCA-FC認定試験受講料 | 16,000円(税込み) |
ライセンス登録費 | 5,000円 |
合計 | 31,500円 |
資格⑥JSPO-AT(旧JASA-AT)
JSPO-AT(旧JASA-AT)は、日本スポーツ協会が認定している資格です。国内のスポーツ・トレーニング全般を指導・教育することができる資格となっており、日本国内のパーソナルトレーニング業界では非常に広く知られており、認知の高い資格となっています。日本国内でパーソナルトレーニングだけではなく、スポーツ全般の仕事に関わりたい方にはかなりおすすめの資格です。
また、の受講条件は、以下の通りです。※公式サイトからの引用です。
公認スポーツ指導者育成の受講者受入方針(アドミッション・ポリシー)に定める内容の他、
以下受講条件に合致する者を本講習会の受講者として受け入れる。 ・受講する年の4月1日現在、満20歳以上の者で、JSPO、JSPO加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、 中央競技団体等)及びJSPOが特に認める国内統轄競技団体(以下「加盟団体等」という。) から推薦され、受講者選考基準を満たす者 ・受講有効期間内に講習の全日程に参加が可能である者 ・本講習の受講に支障がない健康状態である者 ・受講内定後インターネットサービス「指導者マイページ」から申込が出来る者 |
JSPO-ATを受講する上での費用は以下の通りです。
教材費 | 15,000円 |
養成講習会 受験料 | 90,000円 |
JSPO-AT認定試験受講料 | 30,000円 |
ライセンス登録費 | 23,000円 |
合計※正会員の場合 | 158,000円 |
パーソナルトレーナー資格の難易度について
業界歴22年パーソナルトレーナー高津さんにパーソナルトレーナー資格難易度についてインタビューしました。
・パーソナルトレーナー向けのお薦めの資格は?(難易度は関係なく)
・パーソナルトレーナーの資格は難易度で選ぶべき?
・資格取得の難易度は低く、実践で役立つ良い資格は?
・資格の勉強方法やお薦めの本は?
・資格以外で学んでおきたい知識やスキルは?
・パーソナルトレーナー資格取得を目指す方へメッセージをお願いします。
代表的なパーソナルトレーナー資格の難易度について
・資格①NESTA-PFT(パーソナルフィットネストレーナー)の難易度
NESTA-PFTの難易度は高くはありません。例年合格率は50〜60%となっており、試験は125問回答の筆記試験となっています。100問正解で合格範囲となるので、しっかり勉強していれば解けない問題はありません。
心身の健康・栄養生理学・ビジネスなどの問題が出題されます。1ヶ月ほど試験勉強をすれば合格できるのでコストパフォーマンス的にも高い資格となっています。
関連記事:パーソナルトレーナー資格|「NESTA PFT」を徹底解説!取得方法や費用は?
・資格②JATI-ATI(JATI認定トレーニング指導者資格)の難易度
JATI-ATIの合格率はNESTA-PFTと同じく50〜70%となっており、平均して難易度は高くありません。試験出題問題もトレーニングに関する問題が多く出題されるので、専門書を2冊購入して2〜3ヶ月勉強すれば、合格は難しくありません。
専門的な知識が多いのですが、覚えるだけのことが多いのでコストパフォーマンス面でも高い資格です。
・資格③NSCA-CPT(NSCA認定|パーソナルトレーナー)の難易度
NSCA-CPTは平均合格率70%~80%の比較的難易度の低い資格です。教育・トレーニング・コンディショニングに関する問題が出題されます。トレーニングに関する知識だけではなく、医学的な知識も必要となるので2〜3ヶ月勉強すればある程度把握することができます。
かなりの専門知識が必要な問題が出題されるわけではないので、専用の教材を使えば勉強できるところからもコストパフォーマンスの高い資格となっています。
・資格④NSCA-CSCSの難易度
CSCSの合格率は平均50%となっており、比較的難易度の高い資格となっています。約半数の人が合格はしているので、専用のテキストを使用して勉強すれば合格は難しくありません。出題される問題は、トレーニングだけではなく、栄養面・医学的観点からの問題が多くなっています。専門知識が多く必要になりますが現在、専門のスクールが用意されていたりするので、勉強自体は行いやすくなています。
しかし、合格までの勉強期間は3ヶ月〜5ヶ月は平均して必要となってくるので、時間がない忙しい方には少し難しい可能性があります。時間的なコストパフォーマンスは悪いですが、資格を得た実績は大きいので興味のある方はぜひ取得を目指してみてください。
・資格⑤JHCA-FCの難易度
JHCA-FCの資格合格率は60〜70%となっており、難易落としては比較的低いです。しかし、他の試験に設けられていない「実技試験」に合格必要があります。トレーナーとしての知識だけではなく、より実践的なトレーニングに関する知識が必要となります。
事前に違う資格を取得してパーソナルトレーナーとして経験を積んでから受講するのがおすすめです。
・資格⑥JSPO-AT(旧JASA-AT)の難易度
JSPO-ATの資格合格率は平均20〜30%となており、難易度としてはかなり高いです。資格取得後は日本国内のトップアスリートのパーソナルトレーニング・教育を行うことができることもあり試験内容は難しく設定されています。そもそも認定試験を受講するためには、日本スポーツ協会からの推薦が必須となり講習会の受講時間は700時間を超えます。
そのため、受講できるのはすでにパーソナルトレーナーになっている方に限定されます。試験内容もかなり広い範囲の問題が出題されるため、筆記勉強だけで半年〜1年はかかります。資格取得にかかる時間は他の資格よりもかなりかかりますが、その分得られる功績はかなり大きいです。
取得しているだけでパーソナルトレーナーとしての実績が大きく認められることにもつながんりますので、JSPO-AT取得に向けて実績を積んでいきましょう。
関連記事:パーソナルトレーナーのおすすめの勉強方法を聞いてみました!
まとめ|パーソナルトレーナー資格の難易度とおすすめの資格は?
今回は、パーソナルトレーナーの資格難易度や難易度別で資格を解説していきました。一番おすすめの資格としては「NSCA-CPT」です。
認定試験が筆記試験、内容も1ヶ月学習すれば把握できる内容となっているため、これからパーソナルトレーナーを目指す方におすすめします。パーソナルトレーナの需要はこれからも高まっていくと予想されています。学習自体も専門の学習場所も続々とできているので資格取得自体の難易度は全体的に下がっています。
パーソナルトレーナーに興味のある方は、ぜひ自分にあった難易度で資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。
関連記事:パーソナルトレーナーの年収相場は?プロトレーナーに直接取材!
パーソナルトレーナーになるために重要な実績や専門性を付けるには?
パーソナルトレーナーになるためには、専門性だけでなくトレーナーとしての指導経験や実績が必要です。パーソナルトレーナーの年収や給料は実務経験や専門性、資格取得の有無など「実績」が要求される職業です。
一流のパーソナルトレーナーとして社会で活躍するために、JOTスポーツトレーナー学院では他で学ぶことができない3つの強みがあります。
1.NESTA認定校
NESTAJAPANエリアマネージャー高津が当学院の校長であるため、資格取得に向け手厚くサポートします。就職時や独立開業する場合にも大きく役立ちます。
2.資格取得率100%
JOTスポーツトレーナー学院では日本メディカルトレーナー協会試験を受講し、他では学べない実践的な経験と豊富な知識を身に着けることができます。
3.一流プロトレーナー講師が直接指導
NESTA JAPANエリアマネージャー高津校長をはじめ、第一線で活躍するパーソナルトレーナーから直接指導を受けることができ、どこに行っても社会的な価値のあるパーソナルトレーナーになることができるでしょう。
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