現在パーソナルトレーナーとして活動されている方へインタビューし、パーソナルトレーナーになるための方法から必要な資格、仕事内容など解説します。また、パーソナルトレーナーとして副業は可能なのか、独立方法なども公開し、パーソナルトレーナーになる方法だけでなく独立する為に必要な事もこの記事では解説します。
また、業界歴22年パーソナルトレーナー高津さんにインタビューさせていただきました。是非参考にしてください。
トレーナーになるブログ目次
パーソナルトレーナーになるために必要なことは?
未経験でもパーソナルトレーナーになれるのか?
関連記事:パーソナルトレーナーのおすすめの勉強方法を聞いてみました!
新卒でパーソナルトレーナーになるには?
新卒でパーソナルトレーナーになるには、大学や専門学校でスポーツ理論に関する講義を受けていると就職しやすくなります。また、過去にスポーツ経験があるほうが有利となります。スポーツを行ってきた経験やどのようなトレーニングをしたのか、またウェイトトレーニングもしている場合には専門性が高いと評価されるため採用されやすくなるでしょう。
セカンドキャリアでパーソナルトレーナーになるには
運動が苦手でもパーソナルトレーナーになれるのか
運動が苦手な方の場合、パーソナルトレーナーになったときには強みになることもあります。パーソナルトレーニングを行う際にクライアントに「できない」前提で指導することができ、なにが原因でクライアントがうまくいっていないのか自身の経験から分析することができます。
パーソナルトレーナーの仕事内容
パーソナルトレーナの1日の流れについて
仕事としてはだいたい朝の9時または10時からスタートして、夜の9時または10時までセッションをしてます。1日に8件ぐらいのセッションをするので、休憩時間はジムでトレーニングをしてるという感じです。以上です(笑)。どんな1日、朝起きて、とかまで入れたら長くなります、ルーティンですか。ルーティンは、朝起きて犬の散歩に行く。そこから朝食を食べて、コーヒーを飲んで、そこまで早くない日は午前中、朝にブログを1個書いて出るという感じですね。出たら後はもう1日8件ぐらいのセッションをするので、その合間で自分のトレーニングをするという、そんな1日ですかね。
パーソナルトレーナの給料・年収
パーソナルトレーナーは副業で可能?
パーソナルトレーナーはモテるのか
モテるのか? 人によります(笑)。
パーソナルトレーナーにおすすめの本は?
・ストレングス&コンディショニング
・プロメテウス解剖学アトラス解剖学総論
・筋肥大・筋力向上のプログラミング
パーソナルトレーナーに求められるスキル
パーソナルトレーナーに求められるスキルは知識面だけでなく、コミュニケーション面やコーチングスキル、精神的なサポートなど対人能力も重要視されます。クライアントによって求める結果は異なり、基礎体力を向上したい人からトップアスリートまで幅広い要求に応じる必要があります。コミュニケーションやコーチングのスキルもトレーニングに関する知識とセットで必要であるため、鍛えておく必要がある能力です。
パーソナルトレーナーに向いている人とは?
向いてる人は、社交性がある人ですかね、社交性がある人は向いてると思います。基本的には、いろいろな方の相手をするので、人の好き嫌いがないとか、そういう人との当たりがいいとか、そんなイメージの人がやっぱりやりやすいとは思いますね。もちろん、じゃあそれがない人ができないわけじゃないんですけど確率としてはいろんなタイプのお客さんに対して、広く接することができるという意味では、社交性がある方がいいと思いますね。
パーソナルトレーナーとして独立するには?
現役パーソナルトレーナーに取材!パーソナルトレーナになるにはどうすればいい?
・パーソナルトレーナーのやりがいは?
・パーソナルトレーナーの仕事の中で大変なことは?
・最初に取るべきお薦めの資格は?
・資格の他に、日々勉強した方がいいことは?
・パーソナルトレーナーを目指す人へメッセージをお願いします。
パーソナルトレーナーになるために資格は必要か?
パーソナルトレーナーになるための公的な資格は存在しないため、資格の取得は必要ありません。しかし、パーソナルトレーナーやトレーニングに関する民間の資格は数多く存在し、代表的な資格ではNSCAという団体が提供するNSCA-CPTやJATIが提供するJATI-ATIという資格があります。パーソナルトレーナーの民間資格を取得することでトレーニングに関する専門性が客観的に認可されるため、新卒でスポーツジムに就職する場合やセカンドキャリアで就職する場合には資格取得は非常に有利に働きます。副業としてもパーソナルトレーナーとして働く場合にもNSCAの提供する資格、ほか運動に関する資格、栄養学などの知見があることでトレーナーとして専門性を高く評価されます。また、独立する場合には独立するためのライセンスや資格はありませんが、資格を取得することで専門性や品質を表すブランディングの一つとなるため資格を取得するほうが独立開業後に有利となるでしょう。
パーソナルトレーナーなるための人気資格3選
ここではパーソナルトレーナーになる際に、取得しておきたい代表的な3つの資格について解説します。
資格①NSCA-CPT(NSCA 認定|パーソナルトレーナー)
NACAとは、National Strength and Conditioning Association (NSCA)の略でありアメリカに本部を置くストレングストレーニング及びコンディショニングの教育を行う国際的な教育機関です。1978年に設立されてからトレーニングの実践から得られた知見を論文集、ジャーナル、WEBサイトで発信しトレーニング業界のパイオニア的教育団体です。NSCA-CPTの受講条件として、下記1~3をすべて満たしていることが必要です。
(1)出願時および受験時に、NSCAジャパン会員(正会員、学生会 員、英文会員)であること。
(2)出願時に、満18歳以上であること。※出願時に、高等学校卒業以上の者または高等学校卒業程度認定試験(大学入学資格検定)合格者。
(3)CPR/AED認定証もコピーして提出する必要があります。
・試験時間
3時間程度
・受験料
¥59,200(正会員の場合)
¥57,000(学生会員の場合)
入会費・正会員 | 13,200円(税込み) |
入会費・学生会員 | 11,000円(税込み) |
NSCA-CPT認定試験受講料 | 46,000円(税込み) |
合計※正会員の場合 | 59,200円 |
合計※学生会員の場合 | 57,000円 |
・難易度・合格基準
各セクションでそれぞれ70%以上のスケールドスコアが必要です。
スケールドスコアとは難易度別に評価しスケールをしなおして換算したスコアとなります。例年平均して合格率は約70%~80%で実技試験がないので、公式問題集やテキストを勉強すれば合格が可能でしょう。
・NSCA-CPTの試験範囲
分野 | 問題配分 | 問題数 |
クライアントに対する面談と評価 | 25% | 35 |
エクササイズテクニック | 31% | 43 |
プログラムプランニング | 31% | 43 |
安全性、緊急時の手順、法的諸問題 | 13% | 19 |
ノンスコアード問題 | - | 15 |
合計 | 100% | 155 |
(1)クライアントに対する面談と評価
ヒアリング段階でクライアントの「運動能力」「健康評価」を評価するヒアリング能力を測定します。
(2)エクササイズテクニック
ストレッチ、自重トレーニング、スタビリティ・エクササイズ、レジスタンストレーニング、有酸素性トレーニングなど様々なトレーニングに関する知識を評価します。また、ケガにつながるような危険な行為に対して、それが危険な理由を機能解剖学の観点から出題されておりバイオメカニクスに関する広い知識が必要となります。
(3)プログラムプランニング
クライアントの要望に合わせてプログラムをプランニングする知識が問われます。糖尿病の患者や高血圧の患者、アスリートや整形外科的疾患を持つクライアントに対して適切なプログラムを組むことができるかのテストです。機能解剖学や疾患に対する健康評価など、安全にトレーニングを指導するための基礎知識が備わっているのか確認する試験となります。
(4)安全性、緊急時の手順、法的諸問題
パーソナルトレーナーとして安全に危機管理を行い、緊急時にも対応するための手順や法的諸問題が全般的に問われます。
・NSCA-CPTを取得するメリット
NSCA-CPTはパーソナルトレーナーの資格の中でも比較的試験の出題範囲と専門性が幅広い資格となっています。合格率は70%程度のため、公式テキストを勉強すれば難易度はそう高くはないでしょう。また、国際的に認証されているトレーニング資格であるためパーソナルトレーナーとして独立開業を考えている場合には、是非取得したい資格となります。
資格②NESTA-PFT(NESTA 認定|パーソナルフィットネストレーナー)
NESTA(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)は1992年に設立された、米国のカリフォルニア州に本拠地を置くスポーツトレーナーを発展を推進する団体です。2020年現在では、約7万人のパーソナルトレーナーをNESTAから輩出し、世界80ヵ国でパーソナルトレーナーが活躍しています。
合格率は50~60%と言われていますが実技試験がないので、公式テキストを勉強すれば合格に近づくことができるでしょう。
NESTA-PFT資格は、
・パーソナルトレーニングに関する基礎的な知識をつけたい
・対外的にプロのパーソナルトレーナーとして認可を受けたい
・独立開業を目指している
・海外進出を考えている
上記のような方におすすめの資格です。
・NESTA-PFTの出題範囲
(1)NESTAパーソナルトレーニングシステム
(2)運動生理学
(3)キネオロジーと機能解剖学
(4)栄養と代謝
(5)パーソナルトレーニングのビジネス
など幅広い知識を修得できます。(他出題範囲はリンクを参照)
https://www.nesta-gfj.com/pft/text.html
特徴としてパーソナルトレーナーとしての基礎知識が身についているかを試験するだけでなく、トレーニングジム開業後のビジネススキルも修得できる点が魅力です。
・NESTA-PFTの受験料
NESTA-PFTの認定を受けるためには次の3つの方法があります。
・ダイレクトコース
このコースはNESTAが開催する講座を受講せずにNESTA-PFTの試験を受ける人が対象になります。ダイレクトコースを受けられるのはフィットネスクラブでの実務経験がある人や指定の学部を卒業している人に限定されます。
受講費用は以下の通りです。(すべて税込価格で表記しています。)
教材費 | 13,600円 |
事前講習受講料 | 15,000円 |
認定試験受験料 | 7,500円 |
受験・資格手数料 | 36,400円 |
合計 | 72,500円 |
・ゼミコース
このコースは主にパーソナルトレーナーを初めて目指す人やジムでの実務経験がない人が対象です。ゼミコースにはロングゼミコースとショートゼミコースの2種類があります。ロングゼミコースは資格取得に関する知識を1から学びたい人向け、ショートゼミコースは基礎知識はある程度学んでいる方向けになります。
受講費用は以下の通りです。(すべて税込価格で表記しています。)
-
教材費 13,600円 ゼミコース受講料(ロングゼミコース) 96,000円 ゼミコース受講料(ショートゼミコース) 48,000円 事前講習受講料 15,000円 認定試験受講料 7,500円 受験・資格受講料 36,400円 合計(ロングゼミコース) 168,500円 合計(ショートゼミコース) 120,500円 -
・WEBコース
このコースはEメールで講師の方と連絡を取りながら、課題を解くことで必要な知識を身に着けていきます。通常は2~3か月でコースを修了します。受講費用は以下の通りです。(すべて税込価格で表記しています。)
教材費 | 13,600円 |
WEBコース受講料 | 35,000円 |
事前講習受講料 | 15,000円 |
認定試験受講料 | 7,500円 |
受験・資格受講料 | 36,400円 |
合計 | 107,500円 |
資格③JATI-ATI(JATI認定|トレーニング指導者資格)
JATI(日本トレーニング指導者協会)とは、「競技力向上や健康づくり」などスポーツ分野での様々な現場に合わせて、正しい知識や専門性の修得を支援する団体です。
JATI認定トレーニング指導者資格の受講条件は
(1)JATIに入会し個人正会員であること
(2)養成講習会とワークノート(自己学習課題)を終了すること
上記2点が必要です。
・JATI-ATI試験内容
競技やスポーツ分野において、選手の能力向上及び傷害予防を目的とした指導領域を対象としています。トレーニングコーチやコンディションコーチ、ストレングスコーチといった指導者としてのスキルや、一般人を対象としたインストラクターとしてのスキル、スポーツの基礎知識なども対象範囲であり基礎的な内容からトップアスリートにも指導できる専門的知識も必要となります。
・JATI-ATIの受験料
パーソナルトレーナー養成講習会の費用は次の通りです。(税込価格で表記しています。)
入会費 | 11,000円(税込み) |
養成講習会 受講料一般科目 | 55,000円(税込み) |
養成講習会 受講料専門科目 | 60,500円(税込み) |
トレーニング指導者認定試験 受講料一般・専門含む | 33,000円(税込み) |
合計 | 157,400円 |
・JATI-ATIの合格率
試験内容は「一般対象」と「養成機関対象」に分かれており一般対象では合格率70%、養成機関対象では合格率50%程度なっており難易度が大幅に異なります。パーソナルトレーナーとして受講する場合、「一般対象」となるため養成講座で学んだことを復習し、テキストを勉強すれば合格可能であり難易度は低めであるといえます。
・JATI-ATI取得のメリット
JATIでは、国内の広報活動に注力しているためパーソナルトレーナーとして活動範囲の増加が期待できます。また、対外的なプロとしての資格となるため専門性の証明となり、就職に有利になります。JATIは上位資格JATI-AATIとJATI-SATIといったさらに専門性の高い資格があるためATIを取得した次にさらにAATIやSATIを目指すと良いでしょう。
まとめ|パーソナルトレーナになるには?資格や独立方法について
この記事では、パーソナルトレーナーになる方法やおすすめの資格や独立の方法について解説しました。パーソナルトレーナーになるために公的な資格はありませんが、プロのパーソナルトレーナーとして活躍したい場合やパーソナルトレーナーとして独立開業したい場合、資格は必要不可欠でしょう。この記事を読んで、パーソナルトレーナーを目指す方のお役に立てれば幸いです。
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パーソナルトレーナーになるために重要な実績や専門性を付けるには?
パーソナルトレーナーになるためには、専門性だけでなくトレーナーとしての指導経験や実績が必要です。パーソナルトレーナーの年収や給料は実務経験や専門性、資格取得の有無など「実績」が要求される職業です。
一流のパーソナルトレーナーとして社会で活躍するために、JOTスポーツトレーナー学院では他で学ぶことができない3つの強みがあります。
1.NESTA認定校
NESTAJAPANエリアマネージャー高津が当学院の校長であるため、資格取得に向け手厚くサポートします。就職時や独立開業する場合にも大きく役立ちます。
2.資格取得率100%
JOTスポーツトレーナー学院では日本メディカルトレーナー協会試験を受講し、他では学べない実践的な経験と豊富な知識を身に着けることができます。
3.一流プロトレーナー講師が直接指導
NESTA JAPANエリアマネージャー高津校長をはじめ、第一線で活躍するパーソナルトレーナーから直接指導を受けることができ、どこに行っても社会的な価値のあるパーソナルトレーナーになることができるでしょう。
少しでもJOTスポーツトレーナー学院に興味を持った方や一流のパーソナルトレーナーとして活躍したい方はお気軽にお問い合わせください!無料カウンセリングも実施中しています!是非ご利用ください。
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将来こんなトレーナーになれる事をお約束致します。