この記事では、現在パーソナルトレーナーとして活動されている方へインタビューし、パーソナルトレーナーにおすすめの資格NSCA-CSCSについて取得条件・費用・コース・勉強方法・取得メリットなど網羅的に解説します。
トレーナーになるブログ目次
パーソナルトレーナー資格NSCA-CSCSとは?
NSCAとは「National Strength & Conditioning Asocation」の略で、全米エクササイズ&コンディショニング協会のことです。そして、CSCSとは「Certified Strength & Conditioning Specialist」の略。つまり、NSCA-CSCSはNSCAというアメリカの教育団体が発行している「認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト」の資格です。
NSCA-CSCSは一般のクライアントよりもスポーツ選手やアスリートへの指導を目的としたトレーナーを対象としています。NSCA-CSCSを取得すると、安全かつ効果的なトレーニングプログラムを計画・実行する知識やスキルを持っていることが認定されます。また、NSCA-CSCSを取得するとトレーニング指導や施設の運営・管理だけでなく、「栄養面」「ドーピング対策」「生活習慣」に関する指導など幅広い面から競技者を支えられます。
また、試験では筋力トレーニングや体力要素の指導方法だけでなく施設の管理や運営に関する知識も問われます。
最近は世の中が健康志向になっている影響もあり、パーソナルトレーナーの需要が増加しています。パーソナルトレーナーとして活動すること自体は、資格がなくても可能です。しかし、知名度が高いNSCA-CSCSの資格を保有することで大きな信頼に繋がり、活動の場が広がりやすくなります。
NSCA-CSCSの特徴|どんな人に向いているの?
NSCA-CSCSは、ドーピングや栄養に関する指導など、運動面以外でもアスリートやスポーツチームをサポートしたい人に向いています。CPTは一般の初心者を含む幅広い層が指導対象になるのに対し、CSCSはおもにスポーツを本業にしているプロのアスリートやスポーツチーム全体を指導対象にしているという特徴があります。
NSCA-CSCSは独学でも取得できるのか?
NSCA-CSCSは、すでにトレーナーとしての経験や養成スクールや専門学校で一定のスキルを修得している人なら、独学で取得可能です。ただ、長期間かけてしっかりテキスト内容を覚える必要があり、公式テキストは分厚く内容量も多いので、継続的に学習できないと合格は難しいです。NSCA-CSCSを受験するほとんどの人は、3~9カ月間は準備をしているようです。トレーナー経験がまったくない人は、座学だけでは現場の実技は修得できないため独学でのパーソナルトレーナー資格取得は少しハードルが高くなります。
未経験者の人は、しっかりとパーソナルトレーナーとしての知識やスキルを身につけられる養成スクールに通うのがおすすめです。
資格発行団体のNSCAについて
NSCAはトレーニングに携わる人々に情報や活動の場を与えることを目的とした非営利教育団体です。1978年にアメリカで設立されて以来、現在では世界各地の88の国や地域において会員が活動する世界最大規模の団体となっています。国内ではNSCAの日本支部として1991年にNSCAジャパンがスタートしました。NSCAジャパンは一般の人の健康維持・増進をはじめ、アスリートに対する傷害予防やパフォーマンス向上への貢献を目的として活動しています。
関連記事:パーソナルトレーナーのおすすめの勉強方法を聞いてみました!
NSCA-CSCS受験条件・取得条件
【受験条件】
-
・出願時および受験時に、NSCAジャパン会員(正会員、学生会員、英文会員)であること。
・学位取得者、4年制大学もしくは6年制大学の卒業見込者、または高度専門士の称号を保持する者。※学歴証明の書類
・出願時に1年以内に取得した下記いずれかの証明書の原本提出が必要です。
卒業証書や学位記の原本、コピーは認められないので注意してください。<学位(学士、修士、博士)取得者>
・卒業証明書
・学位授与証明書
・修了証明書(主に大学院)
- ・transcript(主に日本国外の大学)<4年制大学もしくは6年制大学の卒業見込みの人>
・卒業見込み証明書
※卒業見込み証明は、出願や受験の書類としては有効ですが、
資格の認定には試験合格日から1年以内に別途「卒業証明書」を提出する必要があります。<高度専門士の称号を保有している人>
卒業証明書
高度専門士称号取得証明書
- ・transcript(主に日本国外の大学)<4年制大学もしくは6年制大学の卒業見込みの人>
【資格取得条件】
-
有効なCPR/AEDの認定者であること
※CPR/AEDの認定を保持していなくても試験を受験すること自体は可能です。しかし、資格の認定の際には有効なCPR/AED認定証のコピーの提出が必要となります。
以上のすべての条件を満たし、CSCS認定試験の基礎科学セクション・実践/応用セクションに合格すれば、資格取得となります。
NSCA-CSCS難易度・合格率
NSCA-CSCSは、NSCA-CPTに比べると少し難易度が上がりますが、しっかりと対策すれば約半数の受験者が降格しています。NSCA-CSCS認定試験の過去2年間の合格率は以下のとおりです。
・2018年度:48.7%
NSCA-CSCS取得費用
NSCA-CSCSの受験料は以下のとおり。
・1セクション 34,000円(税込)
※1セクション料金は、既に「基礎科学セクション」あるいは「実践/応用セクション」のいずれか1セクションのみ合格している人を対象とした料金です。この受験料は、合格日から1年の間にもう一方のセクションを受験する際に適用されます。
NSCA-CSCS試験内容
試験は「基礎科学セクション」と「実践/応用セクション」のふたつで構成されています。
【試験時間】
・基礎科学セクション 1時間30分
・実践/応用セクション 2時間30分
【休憩】
【試験内容】
基礎科学セクションは、スコアード問題80問/ノンスコアード問題15問で構成され、
エクササイズサイエンスや栄養学に関する問題が出題されます。
【出題分野A】
-
エクササイズサイエンス(59問)
解剖生理学やバイオメカニクス、トレーニングに対する適応、心理学などが出題範囲です。アスリートにはハードなトレーニングが必要となるケースが多くなります。そのため、安全で効果的なトレーニング効果を引き出すには人間の身体そのものについて理解している必用があります。栄養学(21問)
S&Cコーチとしてアスリートへの栄養指導に必要な知識が問われます。エルゴジェニックエイドやサプリメントに対する知識も出題範囲です。
ノンスコアード問題(15問)将来の試験問題を評価するために点在する採点されない問題です。<実践/応用セクション>
スコアード問題110問
ノンスコアード問題15問
で構成され、プログラムデザインやエクササイズテクニック、組織と運営、テストと評価に関する問題が出題されます。また、映像や画像を見て解答する問題が30~40問含まれます。
【出題分野B】
-
エクササイズテクニック(38問)
柔軟性エクササイズ・プライオメトリック・レジスタンストレーニング・アジリティ・スピード・有酸素性トレーニング・非伝統的エクササイズのテクニックや、それらのエラーテクニックの修正エクササイズに関して出題されます。さらに補助方法も出題範囲に含まれます。プログラムデザイン(39問)
選手に対するトレーニングでは、競技パフォーマンスを最大限に向上させつつ傷害の危険性を最小限に抑える必要があります。ここでは、選手の健康状態や能力、経験、目標に基づいて、トレーニングプログラムを計画する知識や応用力が問われます。組織と運営 (13問)
施設設計や運営方法に加え、チームとしてアスリートのサポート体制を整えるための知識が問われます。また、訴訟問題や法的責任のリスクを最小限に抑えるための方法も理解しておく必要があります。テストと評価(20問)
指導するアスリートの競技特性を考慮し、適切なテストと評価を実施するための知識が問われます。さまざまなテスト種目をしっかり理解したうえで、テスト結果による適切な評価ができるかがポイントです。ノンスコアード問題(15問)
採点には入らない問題です。
NSCA-CSCSの勉強方法とおすすめ教材
NSCA-CSCS勉強方法としては、NSCAが東京や大阪で開催している受験対策講座を受講し、解剖学や生理学などの基礎学問をしっかり学習するのがおすすめです。受講が難しい場合は、NSCAが発行している公式テキストを読み込んだあとに過去問題集を何度か繰り返して解いていくのも効率的です。トレーニングやエクササイズ方法は、実際に自分で体感してみると理解が深まるので、ジムなどで自分の身体を使って実践してみるのがおすすめです。独学ではなく講師に質問などしたい場合は、NSCA-CSCSの認定に向けたカリキュラムがあるスクールを利用するのもひとつの方法です。
【おすすめ教材】
一般価格:11,880円
会員価格:10,692円
NSCA-CSCS取得後の活躍について
NSCA-CSCSを取得するとパーソナルトレーナーとして活動できるのはもちろん、現役で活動しているアスリート選手の指導も可能です。また、スポーツクラブの店長や後輩の育成といった指導者的なポジションに就くなど、パーソナルトレーナーとしてキャリアアップできます。
プロに直接取材!パーソナルトレーナー資格|NSCA-CSCSとは?
NSCA-CSCS取得メリットは?
他のパーソナルトレーナー資格よりも上位に位置するっていうところがメリットかなと思いますね。
NSCA-CSCSが他の資格より優れている点
後は基礎項目の内容としては他のパーソナルトレーナー資格のものよりは情報が深いものになってるので、それがメリットかなと思いますね。
NSCA-CSCSはどんなトレーナーにおすすめ?
特に競技性の高いことをやってる人にサポートしたい場合にお勧めです。
NSCA-CSCS取得で仕事の幅は広がる?
あった方がいいかなと思いますね。
NSCA-CSCSで学んだことが役に立つ場面は?
最後に(パーソナルトレーナーを目指すひとへ一言)
それを持った上で指導に当たるっていうのは非常に役に立つんじゃないかなと思います。
まとめ|パーソナルトレーナー資格取得|NSCA-CSCSについて
NSCA-CSCSは、トレーニング方法はもちろん施設管理や運営、栄養学の知識もあることが証明できる資格です。
NSCA-CSCSを取得すれば一般の人への指導だけでなくアスリートの育成にも役立つスキルが身に付きます。
その結果指導の幅が大きく広がり、パーソナルトレーナーとしてのキャリアアップができます。
関連記事:パーソナルトレーナーの年収相場は?プロトレーナーに直接取材!
パーソナルトレーナーになるために重要な実績や専門性を付けるには?
パーソナルトレーナーになるためには、専門性だけでなくトレーナーとしての指導経験や実績が必要です。パーソナルトレーナーの年収や給料は実務経験や専門性、資格取得の有無など「実績」が要求される職業です。
一流のパーソナルトレーナーとして社会で活躍するために、JOTスポーツトレーナー学院では他で学ぶことができない3つの強みがあります。
1.NESTA認定校
NESTAJAPANエリアマネージャー高津が当学院の校長であるため、資格取得に向け手厚くサポートします。就職時や独立開業する場合にも大きく役立ちます。
2.資格取得率100%
JOTスポーツトレーナー学院では日本メディカルトレーナー協会試験を受講し、他では学べない実践的な経験と豊富な知識を身に着けることができます。
3.一流プロトレーナー講師が直接指導
NESTA JAPANエリアマネージャー高津校長をはじめ、第一線で活躍するパーソナルトレーナーから直接指導を受けることができ、どこに行っても社会的な価値のあるパーソナルトレーナーになることができるでしょう。
少しでもJOTスポーツトレーナー学院に興味を持った方や一流のパーソナルトレーナーとして活躍したい方はお気軽にお問い合わせください!無料カウンセリングも実施中しています!是非ご利用ください。
お時間がない方はお電話やwebカウンセリングも可能です。
(オープンキャンパス)実際にJOTスポーツトレーナー学院で無料で授業体験ができます。
現役パーソナルトレーナーの講師たちなので1流のトレーニングを実感してみよう!
将来こんなトレーナーになれる事をお約束致します。