スポーツトレーナーになるには?|仕事内容やおすすめ資格・年収、給料、やりがいなど徹底紹介!

この記事の監修者

高津 諭(たかつ さとし)

JOTスポーツトレーナー学院校長 代表講師
NESTA JAPAN エリアマネージャー
ゴールドジム公認パーソナルトレーナー
世界四大ミスコン公認講師

【保有資格】
■NSCA-CPT/CSCS
■JFSA-トレーニング指導士
■NESTA-PFT
■食アスリート協会・インストラクター
■薬膳インストラクター

★トレーニング指導暦22年★
大学を卒業後、フィットネス業界に入り、90年代の関西エリアでは希少なパーソナルトレーニングを店舗へ導入。
陸上競技をはじめとしたアスリートの動き作り身体作り、一般の方へのエクササイズの普及、「お米をしっかり食べる」ボディメイクの提案。

専門学校で講師も長年担当。
業界のパイオニアとしてパーソナルトレーナー協会で後進の指導にも尽力する。

2005年に独立し、ボディメイキングや健康体力の増強をサポートし毎月100セッション以上を担当する。

競技スポーツでは陸上競技、走る能力向上に力を注いでおり、スプリント能力向上委員会というコミュニティーを立ち上げ、学生アスリートへの情報提供を行っている。

NESTA公認パーソナルトレーナー前田先生5

この記事では、現在スポーツトレーナーとして活動されている方へインタビューし、スポーツトレーナーになるにはどうすればよいのか紹介します。また、スポーツトレーナーの仕事内容、おすすめの資格、年収、やりがいも紹介します。是非参考にしていただけると嬉しいです。

トレーナーになるブログ目次

スポーツトレーナーとは?

NESTA認定パーソナルトレーナー前田さん6スポーツトレーナーとは、アスリートやスポーツ選手が最大限のパフォーマンスを発揮できるように運動やコンディション管理、メンタルケアを通してサポートする仕事です。またアスリートだけに限らず一般のスポーツを通して健康を維持したい人、コンディション管理、向上のために運動をする人、病院でのリハビリの支援など様々な方にスポーツを通して人々の生活を支援します具体的には運動生理学、機能解剖学といったスポーツに関する専門知識に加えて栄養学の観点からも健康づくりに貢献します。

また、仕事を通してクライアントとの距離が近いためスポーツに関する専門知識だけでなくコミュニケーション能力やコーチングスキルも必要になります。
スポーツトレーナーには4種類あり「アスレティックトレーナー」「ストレングストレーナー」「メディカルトレーナー」「フィジカルトレーナー」に分かれます。アスレティックトレーナーは選手のコンディションを整えたり、ケガの回復など幅広く行います。ストレングストレーナーは選手の競技力向上や筋肉増強などプロアスリートやボディビルダーなどに対してパフォーマンス向上の支援を行います。メディカルトレーナーは選手がけがをしたときにリハビリを専門とし、より早く競技やトレーニングに復帰できるように選手をサポートします。フィジカルトレーナーは体幹等、基礎的運動能力を向上するサポートをします。
スポーツトレーナーは運動を通して健康促進、筋力向上をサポートする、運動を通して身体づくりや健康を支援する専門家でありひとびとの健康基盤を維持するやりがいのある職業です。

スポーツトレーナーになるには?

NESTA認定パーソナルトレーナー前田さん8スポーツトレーナーになるための方法はいくつかあり、専門学校や短大、4年制大学、アスリートからの転身など幅広いパターンからスポーツトレーナーになることができます。そのなかでも多い例として、大学や専門学校でスポーツや運動の知識を学びながら資格を取得してスポーツトレーナーとしてフィットネスジムやパーソナルトレーニングジムに就職し活躍する例が多いです。全国各地にスポーツトレーナーになるための知識を身につけられる医療関係の大学や体育大学、スポーツトレーナー養成学校など設置されているため比較的学ぶことは容易であるといえます。
特に「スポーツ科学」「健康科学」が学べる大学や専門学校に通うことでスポーツトレーナーの仕事に直結した知識をつけることができます。運動生理学や機能解剖学を用いたトレーニングだけでなく応急処置やテーピング技術も実践的に学ぶことで活躍できるトレーナーになれるでしょう。

 

スポーツトレーナーの仕事内容

パーソナルトレーナー仕事スポーツトレーナーの仕事内容としておもにスポーツジムやフィットネスジムでのクライアントのサポート、パーソナルトレーニング、食事メニューの作成、トレーニングメニュー作成などのほか顧客データ管理や清掃など事務的な仕事も多いようです。

クラブや実業団と専属契約した場合、アスリートへのトレーニング指導やケガ予防、リハビリ治療などコンディションの調整も行います。理学療法士では一般の人に対してケガやリハビリ治療を行いますがスポーツトレーナーではスポーツ選手を中心に担当します。

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スポーツトレーナーの年収・給料

スポーツトレーナーの平均年収は約570万円であり平均月収は新卒で約20万円程度であり40代になると約45万円程度になります。スポーツトレーナーとして働く場合、実業団やクラブと直接契約するのか、正社員として働くのか等多様な働き方が出来る職業であるため個人で独立する場合には2,000万円以上稼ぐスポーツトレーナーも存在します。

 

年齢 男性 女性
20~24歳(新卒) 460万円 300万円
25~29歳 470万円 360万円
30代 440万円 350万円
40代 500万円 450万円
50代 640万円 580万円
60代 400万円 360万円

スポーツトレーナーの職業は女性の方がやや年収が低い傾向がありますが、正社員として働く場合の平均は上記のとおりです。スポーツトレーナーとして独立開業する場合はビジネススキルや立地条件、投資等大きく左右されるため男女差はほとんど関係なく年収UPが見込めます。女性のパーソナルトレーナーでは希少価値が高く需要に対して女性のトレーナー事態が少ないためパーソナルトレーニングプランを作ることで年収UPも見込めるでしょう。

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スポーツトレーナに向いている人物

パーソナルトレーナー前田先生スポーツトレーナーに求められる人物像は相手のことを第一に考えられるかが重要です。スポーツトレーナーは相手ありきの職業であり選手の求める結果を二人三脚で出していくことが重要です。そのため選手の運動能力向上だけでなくコンディション管理、メンタルケア、モチベーションを高めるコーチング等も求められ幅広く専門性が求められます。現状に満足せず、相手により良い結果をみせられるのか未来を描けるのかが大切であり多くの専門知識を日々身に着け研鑽する覚悟を持ったトレーナーであれば成功するスポーツトレーナーとして向いている人物といえるでしょう。

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スポーツトレーナーの活動の場|就職先は?

NESTA公認パーソナルトレーナー前田先生1スポーツトレーナーとして就職する場合はトレーニングジムやフィットネスジム勤務であることがほとんどです。アスリートが所属するクラブチームや実業団での仕事を希望しても即戦力の壁に大きくぶつかることになります。そのため大学や専門学校、養成学校等で実務経験を付けて知識を蓄えた後に大学等のクラブでスポーツトレーナーとして派遣され経験を積むことが多いです。プロの実業団やクラブチームではタイミングも大きな要素になりうるのでそれまでにプロでも通用する実績や経験を蓄えておく必要があります。
活躍するスポーツトレーナーになるためには鍼灸師や栄養士、パーソナルトレーナー資格、整体師など運動やスポーツに関する資格も取得しておくことで対外的に専門家として認知されるため資格取得も必要になります。

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副業でスポーツトレーナーは可能?

本業の傍らでスポーツトレーナーとして副業は可能でしょうか?結論からいうとスポーツトレーナーとして副業することは可能です。特にスポーツトレーナーの需要が高まるのは土日と夜間であり、日中は本業に従事して夜や休日はスポーツトレーナーとして働くことが多いです。仕事帰りにトレーニングをするサラリーマンにパーソナルトレーナーとして指導したり、仕事前の早朝に一日のコンディションを向上するためにトレーニングをする教室もあるため時間を作ることさえできれば副業は可能となります。

本業と同時並行で副業する場合、スポーツトレーナーになる強い意思や信念が必要であり副業している期間に資格を取得してスポーツトレーナーとして転身するサラリーマンも多いようです。

スポーツトレーナーとして独立開業するには

スポーツトレーナーなるにはスポーツトレーナーとして独立するにはジムでの実務経験やアスリートやコーチから転身したトレーナーに経験、大学や専門学校での経歴等あれば「独立しやすく」なります。運動生理学や機能解剖学、栄養学、コーチングなど専門知識に加えてビジネススキルも重要になります。

よほどの知名度と実績がない限りは個人でスポーツトレーナーとして開業しても集客面で苦労することがよくあります。
集客するためにまた狙った顧客層を取り込むためには経営力が必要であり、またお客様の満足度を高く維持しなければリピーターになりにくく口コミも広がりにくいでしょう。
法律的な手続きでは税務署に開業届を出すことで、独立は可能です。資金繰りは、自己資金での開業のほか銀行からの融資や日本政策信用金庫からの借入、投資家からの投資などによって調達することが多いようです。
現在はフィットネスジムを持たずしても個人契約で出張式のスポーツトレーナーやパーソナルトレーナーとして働くことが可能であるので初期費用がかかりにくいサービスを展開することが成功のカギになるでしょう。

スポーツトレーナーの将来性

アメリカでは既にスポーツトレーナーは認知度の高い職業となりつつあります。ここ数年で健康志向の高まりにつれてインスタグラムやテレビ番組でもパーソナルトレーニングの特集が組まれることが多くダイエットや理想の体型維持の方法のひとつとして広く社会に受け入れられるようになりました。若者だけでなく少子高齢化が国内で進む中、高齢者の健康維持としても働く機会が増えるでしょう。

フィットネスジムの店舗数は過去十年間で最も増加しており、運動やトレーニングが生活により近い距離にあるといえ需要の高まりが起きています。働き方が多様化される現代で、副業としてスポーツトレーナーを行うまたは大学に通いながらスポーツトレーナーを目指す学生も多く、雇用の窓口も多くなりながら目指す人も増えている発展していく職種であるといえます。

スポーツトレーナーになるには資格は必要?

スポーツトレーナーに必要な資格はありません。資格を所有していなくても仕事につくことは可能です。しかし、「理学療法士」や「柔道整復師」などの資格を所有していれば、より良いトレーニングを行うことや、幅広く職につくことができます。また、スポーツトレーナーにおすすめの資格についてもこの後解説していきます。

スポーツトレーナー資格取得メリット

NESTA認定パーソナルトレーナー前田先生上記の通り、スポーツトレーナーになるために必要な資格はありません。しかし、スポーツトレーナーになるために資格取得をするメリットは以下の3つです。

 

1.専門性を対外的に証明できる 2.年収UPや就職で有利 3.独立する場合にブランディングになる
それでは、解説していきます。

メリット①専門性を対外的に証明できる

スポーツトレーナーの仕事を行う上で、専門的な技術や知識は必要不可欠です。そのため、資格を取得しておけば対外的に専門的な技術や知識を証明することができます。また、スポーツトレーナーとしてスポーツ選手に指導を行う際に資格を取得していなければ、自身の技術を信用してもらえない場合があります。身につけている技術や知識を信用・証明する材料として資格取得はかなりメリットと言えます。

メリット②年収UPや就職で有利

すでにスポーツトレーナーとしてどこかに就職している場合は専門的な資格を取得することで年収がUPする場合があります。また、これからスポーツトレーナーとして就職したいと考えている場合は資格を取得することで他の希望者よりも有利な状況で就職することができます。そのため、スポーツトレーナーとして活躍する上で資格取得は必須ではありませんが、年収UPや新たに就職したいと考えている方にとってはかなりのメリットと言えます。また、上記で解説した通り、資格を取得していると専門性を対外的に証明することができるため、企業は年収UPや採用の判断材料とすることができます。より幅広くスポーツトレーナーとして活動したいのであれば、資格取得は十分検討の余地があると言えますね。

メリット③独立する場合にブランディングになる

スポーツトレーナーとして活躍の場を広げていきたいと考えている方であれば、企業に属しているのではなく独立してみたいと考えたことがある方は多いのではないでしょうか。スポーツトレーナーとして独立した上でフリーランスとして活躍している方は少なくありません。

そのため、ある程度スポーツトレーナーとして実績がある方であれば問題なく独立できるでしょう。企業に属している場合は、会社の社員としてトレーニングを行うため自身のブランディングはさほど関係ありません。しかし、個人で独立した場合は自身の力で顧客を獲得していく必要があるため、自分自身を積極的に売り出していく必要があります。
そこで、スポーツトレーナーとしての専門的な資格を取得していれば、大きなブランディングとなることは間違いありません。

スポーツトレーナー資格の種類

「スポーツトレーナーの資格を取得してみたいけど、実際にスポーツトレーナーの資格は何があるの?」といった疑問が出てきますよね。スポーツトレーナーの資格には「民間資格」と「国家資格」の2種類あります。そのスポーツトレーナーの「民間資格」と「国家資格」について詳しく解説していきます。

スポーツトレーナー向け国家資格の特徴

NSCA-CPT資格勉強に役にたった整体授業国家資格とはその名の通り国が定めた技術・知識を取得した証明のことを指しています。そのため、民間資格よりも高度なトレーニング技術・より専門的な医学的な知識を身に付けることができるため、スポーツ選手により専門的なアプローチを行うことができます。しかし、その分民間資格よりも専門的な知識が必要となってくるため、学習量も変わってきます。独学では取得が難しいと言われている国家資格も存在しているため、専門スクールや学習サポートを利用することで効率的に国家資格を取得することが可能です。よりスポーツトレーナーとして活躍していきたいのであれば、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

スポーツトレーナー向け民間資格の特徴

スポーツトレーナー資格民間資格とは、スポーツに関する民間団体が定め、発行しているトレーナーとしての資格を証明することを指しています。国家資格に比べ専門性が低いため、比較的独学でも取得可能な資格が多いとされています。しかし、上記でも解説している通りスポーツトレーナーには専門の資格がないため、民間資格を取得しているだけでも十分メリットはあります。資格取得にはある程度の学習時間や実績が必要となってくるので、民間資格の取得を検討している方は、ある程度自身が取得したい資格絞った上で学習を進めていくと効果的です。民間資格の中でも特化している分野は異なるため、必ず確認しておきましょう。

スポーツトレーナーにおすすめの国家資格を紹介

それではスポーツトレーナーにおすすめの国家資格を紹介していきます。スポーツトレーナーにおすすめの国家資格は以下の4つです。
「柔道整復師」「あん摩マッサージ指圧師」「鍼灸師」「理学療法士」について解説していきます。

スポーツトレーナー国家資格①柔道整復師

JOTスポーツトレーナー学院講師 無料個別相談会柔道整復師とは、骨・関節・靭帯などが原因で起こる怪我などに対して医学的な手術を行わずに治療を行うことができることを証明する資格です。主に一般の方やスポーツ選手が怪我をした場合に必要とされる資格です。骨・関節・靭帯に関する手術を一度行ってしまうと、その後完全に怪我から復帰することは難しいと言われています。そのため、手術を行わずに怪我を治療することができる高度な技術・知識を身につけることができる柔道整復師はスポーツトレーナー業界でもかなり重宝される資格です。

スポーツトレーナー国家資格②あん摩マッサージ指圧師

パーソナルトレーナー働き方、セミナーあん摩マッサージ指圧師とは、あん摩・マッサージ・指圧の3つを使い患者の不調を改善することができる技術・知識を持っていることを証明する資格です。スポーツ選手は、激しい運動などで怪我をしなくとも体の不調がよく出てしまいます。そのため、あん摩マッサージ指圧師の技術を用いて体を解してあげることによって、通常通りのコンディションに戻すことができます。専門的な指導を行うスポーツトレーナーにとっては取得しておいて損のない資格となっています。

スポーツトレーナー国家資格③鍼灸師

スポーツトレーナー資格鍼灸師とは、「はり師」と「きゅう師」の2つの資格を取得した上で資格取得を行うことができる国家資格です。スポーツトレーナーが取得している印象はないと思う方も多いのではないでしょうか。しかし、針を使った専門的な施術だけではなく、体のツボなど東洋医学を元にされた医療記述や知識はスポーツトレーナーにとってかなり重要な部分であるため、取得をしているスポーツトレーナーはかなり多いです。「はり師」と「きゅう師」の2つの資格を取得する必要があるため、オススメする国家資格の中でも難易度が高い資格となっていますが、取得後はスポーツトレーナー以外にも職の選択肢が広がるためメリットが豊富な資格と言えます。

スポーツトレーナー国家資格④理学療法士

コンディショニングトレーナー理学療法士とは、怪我や病気などで障害を持った患者の基本動作能力の改善や元の生活に戻ることができるように支援する医学的リハビリテーションを行うことができることを証明する国家資格です。スポーツトレーナーとしてもリハビリテーションの技術は通ずる部分が多いため、技術的・知識的にもかなり役に立つ資格と言えます。しかし、理学療法士になるためには、養成校で最低3年知識と技術を身に付ける必要があるため、スポーツトレーナーを続けながら学ぶのはかなり難しいので、予め注意しましょう。

スポーツトレーナーにおすすめの民間資格を紹介

続いて、スポーツトレーナーにおすすめの民間資格を紹介していきます。スポーツトレーナーにオススメの民間資格は以下の5つです。

「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」「日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー」「NATA-ATC」「健康運動指導者」「健康運動実践指導者」それでは、解説していきます。

スポーツトレーナー民間資格①日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー

NSCA-CPT資格勉強に役にたった整体授業日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーとは、日本スポーツ協会が発行している技術・知識を所有していることを証明する資格です。一般的には、「JASA-AT」と省略して呼ばれています。怪我予防のためのテーピングやストレッチ方法の指導・スポーツ選手の栄養管理を行うことができます。日本スポーツ協会が発行している資格ということもあり、一般的な認知度も高いためスポーツトレーナーとしての就職も有利と言えます。

スポーツトレーナー民間資格②日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナー

日本スポーツ協会認定アスレティックトレーナーとは、NPO法人ジャパンが発行している技術・知識を所有していることを証明する資格です。一般的には、「JATAC-ATC」と省略して呼ばれています。技能・知識面としてはJASA-ATとほぼ同じ内容のため、一般認知度も高く比較的取得難易度が簡単な民間資格と言えます。しかし、「理論試験」・「実技試験」の2つを合格する必要があるため、十分に時間をかけて学習する必要があるので注意しましょう。

スポーツトレーナー民間資格③NATA-ATC

スポーツトレーナー資格NATA-ATCとは、全米アスレティック・トレーナーズ協会が認定している民間試験です。NATA-ATCを取得することで、国内だけではなくアメリカでのスポーツ界でスポーツトレーナーとして活躍することが可能となります。資格を取得するためには、アメリカの大学に留学する必要があります。また、指定の3つの認定試験を1年以内に合格する必要があるため、かなり難易度の高い民間試験と言えます。

スポーツトレーナー民間資格④健康運動指導士

健康運動指導士とは、公共財団法人 健康・体力づくり事業財団が発行している個々の健康・運動プログラムをサポートすることを証明している資格です。保健医療関係と連携しながら運動することができる運動プログラムを作成することができることができるため、国内のスポーツトレーナーとして活動するのであれば取得していて損のない資格と言えます。また、事業財団が行っている講習会・認定試験に参加、合格することで資格を取得することができます。

スポーツトレーナー民間資格⑤健康運動実践指導者

スポーツトレーナー資格健康運動実践指導者とは、公共財団法人 健康・体力づくり事業財団が発行している個々の健康的な運動を安全に実践指導を行うことができることを証明できる資格です。健康運動指導士は、生活習慣を正しく指導する資格ですが、健康運動実践指導者では指導者側も安全に運動を実践することができる資格となっています。また、2020年1月現在で健康運動実践指導者数は19,763人が活動しているため、取得していればスポーツトレーナーとしての活動もしやすくなっています。

 

スポーツトレーナーになるために資格は必要?おすすめの資格と必要なスキルを紹介します

スポーツトレーナーは、スポーツ選手やジムの利用者の方に対して、身体とメンタルをコンディショニングしサポートする職業です。スポーツトレーナーになるためには、資格が必要なのでしょうか?

まず、スポーツトレーナーはアプローチする対象者によって、色々なタイプに分けられます。試合や練習で選手がケガした時に対応する「アスレティックトレーナー」、ケガをした選手に対して早期に復帰ができるようにサポートする「メディカルトレーナー」、フィジカル面やメンタル面でサポートして選手のコンディションを整える「コンディショニングトレーナー」、スポーツジムやフィットネスクラブの利用者に対してトレーニング指導やサポートを行う「フィットネストレーナー」、パーソナルトレーニングジムで1対1のトレーニングや食事指導を行う「パーソナルトレーナー」などがあります。

NESTA公認パーソナルトレーナー前田先生4

スポーツトレーナーにおすすめの資格とは?

スポーツトレーナーとして働く場合、持っておくと良い資格があります。それは「アスレティックトレーナー」と「医療系国家資格」です。アスレティックトレーナーは、いわゆる”AT”と呼ばれる資格で、公認アスレティックトレーナーJSPO-ATと認定アスレティックトレーナーと2種類の資格があります。医療系国家資格とは、医療に携わる国家資格のことで、その中でもスポーツ分野で活躍が期待できる「柔道整復師・鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・理学療法士」がおすすめです。それぞれの資格の特徴と取得方法については、まとめて後述します。

スポーツトレーナーになるには資格は必要?

スポーツトレーナーになるための資格や免許は不要です。スポーツトレーナーは資格名ではなく、職業名です。スポーツトレーナーの仕事では、スポーツ理論やトレーニング理論、ケガや処置についての知識が求められるため、資格無しでは何もできません。独学で学ぶよりは、スポーツトレーナーに必要な知識が学べるような大学や専門学校などの養成校に通学するといいでしょう。

スポーツトレーナーがまず取得したいおすすめの資格とは?

上記の通り、スポーツトレーナーになるために資格は必要ありません。しかし、現場ではケガやトレーニングなどの知識が求められるため、資格を取得しておいた方がいいでしょう。ここでは、おすすめの資格を紹介していきます。

①アスレティックトレーナー

前述の通り、試合や練習で選手がケガした時に対応する「アスレティックトレーナー」は、2種類の民間資格があります。

一つ目は、日本スポーツ協会(旧日本体育協会)の公認アスレティックトレーナー「JSPO-ATです。この資格を取得するには、まず(公財)日本スポーツ協会に加盟している団体から「推薦状」を得られた場合のみ、講習会を受講できます。そして講習会に参加し、修了後に筆記試験と実技試験に合格しなければいけません。試験は難関といわれていて、合格率は10%程ですが、取得することができれば将来のトレーナー人生が大きく変わるのではないでしょうか。

二つ目は、ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会認定のアスレチック・トレーナー「JATAC-ATCです。これは、資格というよりも称号に近く、ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会の正会員として登録することで、「JATAC-ATC」を名乗ることができます。そのため試験はなく、資格要件が存在します。さまざまな要件がありますので、調べておきしょう。

②柔道整復師

柔道整復師とは、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などのケガ、その他の痛みを整復や固定により施術する国家資格です。資格を取得するには、まず高校卒業後に厚生労働省がしている養成校(大学または専門学校)に入学し、養成校で3年以上(大学の場合4年間)の教育課程が修了します。そして、厚生労働省が実施している「柔道整復師国家試験」に合格すれば、資格を取得することができます。

柔道整復師は、主にスポーツ外傷やスポーツ障害に強い資格です。取得すれば、スポーツにおけるケガ全般に対応できる知識や技術が身に付くでしょう。

鍼灸師(はり師・きゅう師)鍼灸とは、医療用の鍼(はり)や灸(きゅう)を使用して、痛みがある部分や身体の全身にあるツボ(経穴)に施術を行います。そうすることで、自然治癒力を高め、身体の症状を改善していきます。鍼灸施術をする資格こそが「鍼灸師」です。ただ、鍼灸師という名前の資格は存在せず、正しくは「はり師」と「きゅう師」いいます。2つをまとめて呼ぶことが多いため鍼灸師と呼ばれています。
資格を取得するには、柔道整復師と同様、高校卒業後に養成校(大学または専門学校)で3年以上(大学の場合4年間)の教育課程を修了します。その後、厚生労働省が実施する「はり師・きゅう師国家試験」に合格すれば、資格を取得することができます。鍼灸師は、スポーツの特にコンディショニングに関して特化しています。もちろん、痛みも取ることができますが、鍼(はり)や灸(きゅう)により血流改善をして疲労回復に役立ちます。練習前や練習後のコンディショニングに、とても有効です。

③あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師とは、手・指などでマッサージして血行を改善したり、こりをほぐしたりする国家資格です。肩こりや腰痛、頭痛などの身体の不調の改善を図りますので、一般人にも需要のある職業です。資格を取得するには、上記の資格と同様、高校卒業後、まず養成校(大学または専門学校)で3年以上(大学の場合4年間)の教育課程を修了します。そして最後に、厚生労働省が実施する「あん摩マッサージ指圧師国家試験」に合格すれば、資格を取得することができます。鍼灸師と同じく、マッサージで選手の疲労回復ができるため、スポーツにおけるコンディショニングに適しています。

④理学療法士

理学療法士とは、ケガや病気により、不自由になってしまった方に対して、運動機能を回復していく国家資格です。医師の指導の下、歩行訓練や車椅子訓練などのリハビリテーションを行います。資格を取得するには、上記の資格と同様、高校卒業してから養成校(大学または専門学校)で3年以上(大学の場合4年間)の教育課程を修了します。そして、厚生労働省が実施する「理学療法士国家試験」に合格すれば、資格を取得することができます。理学療法士は、スポーツ現場においてケガからの復帰に特化しています。効率的かつ効果的にリハビリテーションが行えるため、早期復帰につなぐことができます。

NESTA公認パーソナルトレーナー前田先生1

おすすめの資格の勉強法ってある?

資格取得のために勉強するとき、どのように勉強すればいいか迷いますよね。時間を有効に使って勉強ができる方法を紹介します。その方法とは「ポモドーロテクニック」です。ポモドーロテクニックとは、生産性を向上させるための時間管理術のことで、勉強するときに使うと有効です。方法はシンプルで、タイマーで25分測って勉強をします。タイマーが鳴ったら、次は5分測って休憩します。これを繰り返すだけです。勉強する時間と休憩する時間を決めることで、メリハリを付けて作業効率をアップさせることができます。25分と5分という時間が絶妙で、25分以上勉強すると集中力が低下し、5分以上休憩すると次の作業効率が低下します。トータル30分を1セットと考えられるので、時間による勉強計画も立てやすく、効率よく資格の勉強ができるでしょう。

スポーツトレーナーになるために必要なスキルとは?

スポーツトレーナーは技術だけでなく、身体やトレーニングに関する知識が不可欠です。それだけなく、さまざまな必要なスキルがあります。

  • ・選手や利用者の方をサポートしようとする奉仕精神
  • ・医療分野・スポーツ分野に関わる知識や技術を学び続けようとする向上心
  • ・相手に理解して納得してもらえるようなコミュニケーション能力

・奉仕精神は、常にサポートしている選手やスポーツジムの利用者の方に対し、尽くしてあげようと思えるメンタルです。

医療やスポーツには膨大な情報量があり、それを学び続ける向上心が必要です。資格取得だけで満足せず、現場に出てからの学びが大切です。ただ、知識が豊富なだけではいけません。その知識を人に伝えるアウトプット力が必要です。

スポーツトレーナーの仕事で、資格取得時に学んだことが活かせる場面は?

スポーツトレーナーの仕事をしている中で、資格取得のための勉強で学んだことが活かせる場面があります。

例えば、試合や練習中に選手がケガをして、すぐに駆け寄り対処します。その際、軽いケガであればプレーを続行するため応急処置を行います。そこで、実技の授業で学んだテーピングが活かされ、選手は痛み無くプレーが再開できます。また、トレーニング指導時に選手やトレーニングジムの利用者の方が、トレーニング方法について悩むこともあります。その際、座学の授業で学んだ筋肉の知識が活かされ、的確なアドバイスをすることができます。他に色々あり、資格取得をしておけば、スポーツトレーナーとして1段階も2段階もレベルの高い仕事をすることが可能です。

最後に|スポーツトレーナーを目指す方へメッセージ

スポーツトレーナーになるためには資格は不要ですが、専門的な知識が必要なため、何か資格を取得する方がベターです。取得するといい資格は多数ありますが、どれを選べば良いか迷いますよね。選ぶには、まず自分がどんなスポーツトレーナーになりたいか想像してみて下さい。

  • ・ケガをした選手をサポートしたいですか?
  • ・トレーニング指導をして選手を強化したいですか?
  • ・選手の疲労を回復させコンディショニングをしたいですか?
  • ・ケガで苦しんでいる選手の早期復帰をサポートしたいですか?

自分の理想のスポーツトレーナーに近づけるような資格を取得すると、さまざまな意欲が出て実現できるでしょう。

 

まとめ|スポーツトレーナーになるには?|仕事内容やおすすめ資格・年収、給料、やりがいなど徹底紹介! 

以上、スポーツトレーナーにおすすめの資格や種類、なり方を解説しました。結論スポーツトレーナーになるためには資格は必要です。

資格は必須ではないですが、資格を取得していれば職の幅が大幅に広がるためスポーツトレーナーになるのであれば、取得を検討してみてください。また、おすすめの資格としては、「日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー」がおすすめです。民間資格ということもあり取得難易度が低いため、スポーツトレーナーになるのであればかなりおすすめの資格と言えます。
今後もスポーツトレーナーの需要は増えてくると予想されているため、興味がある方は是非今回紹介している資格を参考にしてみてはいかがでしょうか。

パーソナルトレーナーになるために重要な実績や専門性を付けるには?

パーソナルトレーナーとは

 

パーソナルトレーナーになるためには、専門性だけでなくトレーナーとしての指導経験や実績が必要です。パーソナルトレーナーの年収や給料は実務経験や専門性、資格取得の有無など「実績」が要求される職業です。
一流のパーソナルトレーナーとして社会で活躍するために、JOTスポーツトレーナー学院では他で学ぶことができない3つの強みがあります。

1.NESTA認定校
NESTAJAPANエリアマネージャー高津が当学院の校長であるため、資格取得に向け手厚くサポートします。就職時や独立開業する場合にも大きく役立ちます。

2.資格取得率100%
JOTスポーツトレーナー学院では日本メディカルトレーナー協会試験を受講し、他では学べない実践的な経験と豊富な知識を身に着けることができます。

3.一流プロトレーナー講師が直接指導
NESTA JAPANエリアマネージャー高津校長をはじめ、第一線で活躍するパーソナルトレーナーから直接指導を受けることができ、どこに行っても社会的な価値のあるパーソナルトレーナーになることができるでしょう。

少しでもJOTスポーツトレーナー学院に興味を持った方や一流のパーソナルトレーナーとして活躍したい方はお気軽にお問い合わせください!無料カウンセリングも実施中しています!是非ご利用ください。

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